ペット遺骨リングの選び方|PT950・K18・K10を比較して決める

ペット遺骨リング(K18ダイヤモンド)

ペットの遺骨をリングに納めて、毎日身につけたい——そう決めたとき、最初に立ち止まるのは素材や価格、サイズの決め方です。

ペット遺骨リングは、一般的な指輪と内部構造が違います。遺骨を安全に納める「カロート」と呼ばれる空洞がリング内部にあり、内部構造を守るためサイズ直しの範囲も限られます。だからこそ、注文前に構造・素材・費用・納期の4つを整理しておくと、届いてからの違和感を防げます。

ペット遺骨リングの基本データ(ルチアモーレ)

  • 価格帯:Pt950 148,500円〜/K18 202,950円〜/K10 110,970円〜
  • 制作期間:遺骨到着から約4〜6週間
  • 納める遺骨量:お米粒1〜2つ分
  • 対応サイズ:2号〜20号
  • 防水:完全防水(溶接密閉)

この記事では、制作側から見たペット遺骨リングの仕組みと選び方のポイントを、価格を含めて整理しました。

ペット遺骨リングの内部構造

ペット遺骨リングは、見た目は一般的な指輪とほぼ変わりません。ただし内側に遺骨を納める空洞(カロート)があり、制作の最終工程で溶接密閉する点が決定的に違います。

ペット遺骨リングの内部構造

カロートと溶接密閉

リング内部に設けた小さな空洞に遺骨を納め、地金の一部を溶接して継ぎ目のない状態に閉じます。外から見ても遺骨の存在はわからず、リングそのものの意匠を損ないません。完全密閉のため、水や汗の侵入はありません。

毎日身につけるなら、この溶接密閉タイプが扱いやすさの点で安心です。入浴時や手洗いの際に外す必要がなく、汗ばむ季節も気にせず過ごせます。

樹脂封入との違い

ペット遺骨アクセサリーには、透明な樹脂で遺骨を固めて外から見えるようにする「樹脂封入」タイプもあります。遺骨が見えるデザインを希望する場合はこちらが選択肢になります。樹脂は紫外線や湿気の影響で黄変や白濁が起こりやすいため、長期の日常使いよりも特別な日に身につけるスタイルに向いています。

項目溶接密閉樹脂封入
遺骨の見え方見えない(内部に納める)見える(透明樹脂に封入)
防水性完全防水日常的な手洗いは可、長時間の水濡れは不向き
経年変化金属そのものの耐久性樹脂は黄変や白濁が起こりやすい
日常使い向いている特別な日の着用向き

必要な遺骨の量

カロートは直径1mm前後の小さな空洞で、納められる遺骨はお米粒1〜2つ分ほどです。この量があれば十分で、それ以上を預ける必要はありません。残った遺骨は個別容器に入れてお返ししているため、元の骨壷の中身が大きく減ることはありません。

水分を含んで泥状になった遺骨は加工ができないため、自宅で乾燥した状態を保てているかが、注文前に確認したい唯一の点です。保管状態が気になる方は遺骨の経年変化と制作タイミングもあわせてご覧ください。

ペット遺骨リングの素材(Pt950・K18・K10)

ペット遺骨リングで使われる主な素材は、Pt950(プラチナ)、K18(18金)、K10(10金)の3種類です。色味・硬度・価格のバランスで選ぶのが基本で、価格帯はuno(2.5mm幅)で110,970円〜202,950円、due(3mm幅)で139,500円〜251,910円です。

K18ペット遺骨リング(ダイヤモンド付き)

素材別の比較

項目Pt950(プラチナ)K18(18金)K10(10金)
色味白銀色(控えめな輝き)温かみのあるゴールド控えめなゴールド
純度プラチナ95%金75%金41.7%
硬度やや柔らかい適度な硬さ3素材の中で最も硬い
変色ほぼなし非常に起こりにくい経年で変色しやすい
アレルギー傾向割金(パラジウム)に反応する方あり割金(銀・銅)に反応する方あり割金比率が高く反応する方が相対的に多い
価格(uno/2.5mm幅)148,500円〜202,950円〜110,970円〜
価格(due/3mm幅)191,700円〜251,910円〜139,500円〜
向いている方シンプルで落ち着いた印象にしたい方普段使いしやすい色味を求める方費用を抑えたい方

※価格はルチアモーレの素材料金。ダイヤモンドや石留めを加える場合は別途加算

10年先も手元にある素材として選ぶ

ペット遺骨リングは、遺骨を納めた後に素材だけを入れ替えることはできません。10年後、20年後も手元で同じ色であり続けることを想像して選ぶと、後から迷いが出にくくなります。

K18とPt950は、適切なお手入れで数十年にわたって輝きを保ちます。K10は定期的な磨き直しが前提になりますが、3素材の中で硬度が最も高く、お手入れを重ねながら長く使える素材です。素材別のメンテナンス方法はK18やプラチナの特徴とお手入れに整理しています。

ペット遺骨リングのサイズ選び

ペット遺骨リングは、内部のカロートと溶接部分を守るため、サイズ直しの範囲が限られます。加熱や圧力を加える工程がカロート内部に影響するためで、最初のサイズ選びがその後の着け心地をそのまま決めます。

正しい計測の手順

  1. リングゲージで測る:紐や紙での計測は誤差が出やすいため、貴金属店で扱われている専用のリングゲージを使うと実寸に近い値が取れます
  2. 日を変えて2〜3回測る:指のサイズは季節(夏はむくみやすい)、時間帯(朝は細く夕方は太い)、体調で0.5〜1号ほど変動します
  3. 幅広デザインは0.5〜1号大きめ:due(3mm幅)のような幅のあるデザインは、通常サイズだと圧迫感が出やすくなります

どの指に着けるかで選ぶサイズが変わる

日常使いなら利き手の反対側の方が、リングをぶつける回数が少なくなります。左手の薬指は古くから絆を象徴する指として選ばれやすく、右手の中指や薬指に着ける方もいらっしゃいます。指ごとの意味は遺骨リングを着ける指の選び方に整理しています。

サイズについては、ルチアモーレでは2号〜20号に対応しています。2〜7号はダウン加工料(+1,650円)、19〜20号はアップ加工料(+5,500円)がかかります。

シンプルなデザインという選び方

ペット遺骨リングのデザインを決めるとき、最初に考えたいのは「毎日身につけるか、特別な日だけに着けるか」という軸です。

ルチアモーレは、ペットを失った経験からこのブランドを始めました。だからこそ、悲しみの中で手に取る物が派手であってほしくないという思いから、シンプルを基調にしたデザインを揃えています。生活の中に静かに溶け込み、ふとした瞬間にあの子の存在を思い出せる——それが身につけるうえで無理のないかたちだと考えています。

日常使いに向いているデザイン

  • フラットまたは甲丸の表面:引っかかりが少なく、家事やデスクワークの邪魔になりません
  • 2.5〜3mmの厚み:薄すぎる幅は形が出にくく、厚すぎると指元に重さを感じます
  • マット仕上げ:小傷が目立ちにくく、日常で気を使わずに着け続けられる仕上げです

特別な日に身につけるデザイン

  • 鏡面仕上げ:華やかな輝きが出ますが、日常使いでは小傷が目立ちやすくなります
  • 石留め:外側に誕生石やダイヤモンドを留めると、記念日の装いにも合います
  • 彫り留めやハーフエタニティ:連続した石の輝きが指元を彩ります

カスタマイズの選択肢

ルチアモーレのペット遺骨リングでは、素材3種 × 幅2種 × デザイン2種(甲丸・平打ち)× 仕上げ3種 × 誕生石12種で、基本の組み合わせだけで400通り以上になります。刻印(無料・最大16文字)を加えれば、同じ仕上がりのリングはほぼ二つとありません。

7つのカスタマイズの詳細はメモリアルリングのカスタマイズ7選にまとめています。

ペット遺骨リングの制作風景

ペット遺骨リングの制作プロセスと遺骨の管理

ペット遺骨リングは、遺骨をお預かりして制作するため、注文から完成まで約2ヶ月、遺骨到着から完成まで約4〜6週間が目安になります。どう扱われるかを事前に知っておくと、安心して待っていただけます。

制作の5ステップ

ステップ内容期間の目安
1. 相談・見積もり素材・デザインのご相談即日〜数日
2. 注文・送付キット発送遺骨を送るための専用キットが届く数日〜1週間
3. 遺骨の送付お米粒1〜2つ分を送付(追跡可能)配送数日
4. 制作個別管理のもと、手作業で仕上げ約4〜6週間
5. 完成・発送検品後、残ったご遺骨と一緒に返送数日

注文から届くまで、全体で約2ヶ月が目安になります。

個別管理の徹底

お預かりした遺骨は、一件ごとに専用容器で個別管理しています。他のお客様の遺骨と混在しない体制で、取り違えを防いでいます。作業環境の清潔さにも注意を払い、お預かりからお返しまで同じ容器で動かしています。

手仕上げ

遺骨を納める工程、一人ひとりのサイズへの調整、表面の磨き上げは、すべて手作業です。一人ひとりの指に合う着け心地や仕上げの細やかさは、職人の手だからこそ調整できる領域です。制作現場の詳細は想いを預かるものづくりに記しています。

ペット遺骨リングの費用目安(総額シミュレーション)

ペット遺骨リングの総額は、素材・幅・石留めの有無でおよそ110,970円〜260,000円台が目安です。よく選ばれる3パターンを例に、費用のイメージを整理しました。

よく選ばれる3パターンの目安

日常使いの標準パターン(K18 × due × 甲丸 × マット)

  • 基本料金:251,910円〜
  • 誕生石(内側):含む
  • 刻印:無料
  • 合計の目安:251,910円〜

費用を抑えたパターン(K10 × uno × 甲丸 × マット)

  • 基本料金:110,970円〜
  • 刻印:無料
  • 合計の目安:110,970円〜

特別な日に身につけたいパターン(Pt950 × uno × 平打ち × 鏡面 + 石留め3石)

  • 基本料金:148,500円〜
  • 石留め:1石4,400円 × 3石 = 13,200円
  • 合計の目安:161,700円〜

※上記は素材・仕上げの基本料金を含む目安。ダイヤモンドなど石そのものの価格は別途

追加料金の一覧

項目料金
刻印(16文字まで)無料
石留め(1石)4,400円(税込)
サイズダウン加工(2〜7号)+1,650円
サイズアップ加工(19〜20号)+5,500円

ペット遺骨リングの納期と注文タイミング

ペット遺骨リングを一周忌や誕生日、お迎えした日に合わせたい場合、希望日の2ヶ月前に相談を始めていただくのが余裕のあるスケジュールです。

  • 相談から注文確定まで:数日
  • 送付キットのやり取り:数日〜1週間
  • 遺骨到着から完成まで:約4〜6週間
  • 完成から発送・到着まで:数日

希望日が近づいている場合はその旨をお伝えいただくと、可能な範囲で工程の調整ができることもあります。

よくある質問

Q. ペット遺骨リングはどんな構造になっていますか?

リング内部に「カロート」と呼ばれる小さな空洞があり、そこに遺骨を納めて溶接で密閉します。外からは遺骨が見えず、継ぎ目もない仕上がりです。溶接密閉タイプは完全防水のため、入浴や手洗いの際も外す必要がありません。

Q. ペット遺骨リングに納める遺骨はどのくらい必要ですか?

お米粒1〜2つ分のごく少量です。カロートは直径1mm前後の小さな空洞のため、それ以上は入りません。残った遺骨は個別容器に入れてお返ししているため、全量を預ける必要はありません。

Q. ペット遺骨リングの費用はどのくらいかかりますか?

ルチアモーレの場合、素材と幅で110,970円〜251,910円の範囲です。最も選ばれているK18 × due(3mm幅)でおよそ251,910円、価格を抑えたK10 × uno(2.5mm幅)でおよそ110,970円が目安です。刻印は無料、石留めは1石4,400円(税込)の追加です。

Q. ペット遺骨リングの素材はどれを選ぶ方が多いですか?

毎日身につけたい方にはK18(18金)、シンプルで落ち着いた印象を好む方にはPt950(プラチナ)、費用を抑えたい方にはK10(10金)が選ばれています。指輪の色味、アレルギーの有無、予算で判断することが多いです。

Q. ペット遺骨リングはサイズ直しできますか?

ペット遺骨リングは、内部のカロート構造を守るためサイズ直しの範囲が限られます。加熱や圧力を加える工程が溶接部分に影響するためです。オーダー前にリングゲージで正確に測り、幅広デザインなら0.5〜1号大きめを選んでおくと、後からのミスマッチを防げます。

Q. 命日や記念日に間に合わせるには、いつ注文すればよいですか?

希望日の2ヶ月前が目安です。注文後に送付キットが届くまで数日〜1週間、遺骨の到着から完成まで約4〜6週間、発送で数日かかるため、合計で2ヶ月ほどを見ておくと余裕を持って進められます。

Q. 火葬から何年も経った遺骨でもリングを作れますか?

制作期限はありません。遺骨が乾燥した状態で保管されていれば、数十年前のものでも加工できます。ただし水分を含んで泥状になった遺骨は加工できないため、自宅の低湿度な場所で保管していたかが判断基準になります。

Q. 金属アレルギーがあってもペット遺骨リングは着けられますか?

K18やプラチナ自体はアレルギーリスクの低い素材です。ただし強度を出すための割金(パラジウム・銅・銀など)に反応する方がいらっしゃいます。心配な場合は事前に皮膚科でパッチテストを受けておくと安心です。

Q. ペット遺骨リングと遺骨ペンダント、どちらが選ばれていますか?

指先であの子を感じたい方にはリング、服装に合わせてさりげなく身につけたい方にはペンダントが選ばれています。リングはサイズ直しの制約があるため計測に気を使いますが、日常のふとした瞬間に視界に入る点が支持されています。遺骨アクセサリーの種類全体の比較は遺骨アクセサリーの種類と選び方をご覧いただくと参考になります。


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