大切なジュエリーを、永く使い続けるために ~想いをカタチに~

思い入れやこだわりのあるものは、いつまでも永く使い続けたい。使い古して壊れてしまっても、修理したりしながら大切に使ってるものが、誰にでも一つはあると思います。

私は、オーダーメイドのジュエリー製作や修理の仕事をしています。

結婚指輪や、婚約指輪、おじいちゃんやおばあちゃんの形見、好きな人に貰ったプレゼントなど…

ジュエリー製作を通じて、いくつものライフイベントに関わらせていただいたり、また修理では、その人の思い出の詰まった大切なジュエリーをたくさん手にとってきました。

しかし修理においては、そのほとんどが「直せないもの」ばかりでした。

つくり方や素材に問題があって、修理が施せないのです。

直せないもの

具体的には、貴金属ではないものはほぼ直せません。

さらに指輪でいうと、貴金属でも厚みのないものや、幅が細すぎるものは、直せない場合が多い。

量産されているジュエリーの中には、コストを下げるために、使用する貴金属の量を抑えようとするので、薄く細いデザインになってしまうものがあります。

そして、このような指輪はたいていサイズ直しができません。金属量が足りなくてサイズを直した後の強度が保てないからです。

また、量産ジュエリーは、安い金属が使われ、柔らかくて変形しやすいものもあります。薄く細いデザインのものとなると、なおさら変形しやすい。

落として踏んでしまい形が歪む。身に付けていても日常生活の中で形が変わってしまいます。

使い切りのファッションとしてはいいかもしれないけど、大切なもので修理ができないとなると、こちらもやるせない気持ちになります。

大切なものだから

ここまで「直せないもの」の話をしてきましたが、正直にいうと遺灰指輪もサイズ直しができません。

なぜかというと、指輪の内側に施してある樹脂がサイズ直しの加工に耐えられないからです。

しかし指輪に遺灰を納めるためには、樹脂を使う必要があります。

そのため、遺灰指輪はサイズ直しができないということを予めご理解いただく必要があります。

ですが、「壊れないもの」をつくることはできます。

大切なご遺灰を納める指輪ですから、サイズは直せなくても、せめて壊れずに永く使えるものでなければなりません。

Luci Amoreの指輪は、日常で永く使っていただけるよう、リングの太さと厚み、貴金属の質ににこだわって、つくりあげています。

しっかりとしたつくりは、オーダーメイドならではの趣きです。

大切なものだからこそ、ずっと安心して使い続けられるものを選んでほしい。

そんな想いをもったペット愛好家のアーティストたちの手によって、Luci Amoreの指輪はつくられています。