骨壺を開けてみたら、遺骨がカビてる?溶けてる⁉︎

遺骨は時間が経つとどうなるのでしょうか。

骨の主成分はリン酸カルシウムと炭素です。このうちリン酸カルシウムは、水と反応することで時間をかけて分解され、最終的には跡形もなく消えてしまいます。 そして環境にもよりますが、骨壺内の遺骨は50~100年程度で完全に溶けると言われています。

骨壺の多くはお墓の納骨室に保管されています。

お墓にある骨壺は、雨や湿気などの影響で骨壺内に水が溜まってしまっている場合があります。骨壺内に水が溜まってしまうと遺骨がカビてしまう可能性があるため、定期的に水を抜かなければなりません。

骨壺を掃除していると、中に白い塊が見られたり、白く濁った液体がこぼれてくることがあります。これは骨が溶けている証拠です。

自然現象なので完全に防ぐことはできませんが、対策として、定期的に骨壺の掃除や手入れをすることが大切です。通気性のいい新しい骨壺に移し替えることを考えてみてもよいでしょう。

定期的にお墓の管理をするのは難しい

お墓が現在の住まいから遠く離れた場所にあれば、定期的に掃除や手入れをすることは難しいでしょう。

また、心情的に骨壺を開ける行為を畏れ多く感じる方もいるでしょう。 遺骨を骨壺から取り出して、砕いたり、入れ替えたりすることに抵抗感がある人は少なくないはずです。

ちなみにこれらの行為は法的にも、宗教的にも全く問題はありません。 お墓の区画整理や、墓地改葬を行う場合には、遺骨を取り出したり、砕いたりすることは普通に行われます。 また、過去には三十三回忌や五十回忌を終えた遺骨から順に骨壺から取り出して砕き、カロート内に散骨して土に還すという風習もあったそうです。

とはいえ、ライフスタイルや考え方は時代によって変化していくもの。慣れない作法に触れるのは不安なものです。

これらの事情を踏まえると、合葬墓や納骨堂、樹木葬などの永代供養や、山や海に散骨するなどといった選択肢が出てきそうです。

それぞれに専門家がいるので、相談してみるとよいでしょう。

手元供養という選択肢

骨壺を自宅に安置して供養する「手元供養」という供養方法があります。 お墓と比較すると骨壺内の浸水は防ぎやすく、除湿剤や防カビ剤を利用しながら保管することができます。

しかしお墓にある骨壺を全て自宅に安置して供養することは、スペース的に難しいでしょう。そこで、永代供養や散骨などの供養方法を取り入れながら、分骨した一部の遺骨をアクセサリーにする方法があります。

遺骨アクセサリーには、遺骨を収納するケースがペンダントやキーホルダーになっているものや、遺灰を樹脂加工して指輪やペンダント、ピアスに埋め込むものなどがあります。

とくに遺灰を樹脂加工したものは、防水性と耐久性に優れており管理がしやすく、また場所をとらないのでお勧めです。

遺骨アクセサリーは安置することも日常で身に付けることもでき、故人や亡くなったペットをいつも身近に感じられることから、選ばれることが多くなってきています。現代では手元供養の代表的な方法の一つとなっています。

ペットのための遺骨ジュエリー

Luci Amore(ルチアモーレ)は、ペット専門のジュエリーブランドです。オーダーメイドで、ペットの遺灰の一部を樹脂加工し内側に埋め込んだジュエリーを作製しています。

命あるものは寿命があると解ってはいても、やはり長年連れ添ってきたペットがいなくなってしまう悲しみは計り知れません。

亡き後も、愛おしいペットをいつも身近に感じながら過ごせる日常は、大きな安心感に包まれます。

Luci Amoreのジュエリーは、ペット愛好家の職人たちが想いを込めて、一つ一つハンドメイドで仕上げた一点ものです。

ペットとの素敵な想い出をカタチにしてみては如何でしょうか。