ペットロスを乗り越えて ~8年たった今の想い~

人は2度死ぬと言います。

これはペットにも言えることです。

1度目は、生命が尽きた時。

2度目は、忘れられた時。

生き続ける

私は絶対に愛する家族に2度目の死を与えたくないと思っています。

特に、ペットは人間と違って家族以外に繋がりがないので、私たち家族が忘れた時がペット達の2度目の死だと思うのです。

写真やイラストは、仮に家が燃えてしまったら、携帯を壊してしまったら無くなってしまいます。

SNSにアップしたって、サービスが終了する可能性もあります。

だから私はメモリアル・タトゥーを入れました。

ラブちゃんのお顔の写真をそのまま彫ってもらいました。

私がボケてしまっても、全てを忘れてしまっても、私が死んでなくなる時まで、ずっとずっと一緒にいることになるから。

あれから8年

忘れてしまうわけではないけれど、ラブちゃんを思い出すことが少なくなりました。

思い出すことが減ったことに気が付いた時、

前に進めているのかな、と思える一方で、

ラブちゃんへの愛情が薄れているような、寂しい感覚に陥る時があります。

ペットロスの時からは、だいぶ心の傷が癒えてきたように思います。

でも、ラブちゃんと過ごした時間、大切に想う気持ちが薄れるのはすごく嫌。

私はタトゥーが好きだし、芸術作品として素直に美しいと思えるので、

迷わずラブちゃんのタトゥーを入れてしまいましたが、

世の中の大半の方々はそうではないかもしれません。

今こそ、遺骨ジュエリーをつくっていますが、

ラブちゃんが亡くなった時、ラブちゃんの遺骨は手元にあったけど、どうにかする術を持っていませんでした。

私に似たような感覚を持っている方がいるのではないかな、と思っています。

悲しみ続けたくないけど、思い出さなくなるのは寂しい。

想い出のつづき

遺骨ジュエリーは、シンプルなデザインでつくっています。

普段使いができるから、ずっとずっと大切な家族と過ごすことができる。

指輪を見たら思い出せる。

日常の中に溶け込んでいく。

あの子がいた日常の続きをずっと一緒に歩んでいくことができる。

私にとって遺骨ジュエリーは、

大切な家族とずっと一緒に過ごしていくためのお守りなのです。